30代サラリーマンの徒然なるブログ

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筋トレの回数に根拠はない? 運動する程不健康になるって知ってますか?

その運動、体を壊します。』(田中喜代次/SBクリエイティブ)では、多くの人がやってしまいがちな間違った運動方法を指摘した上で、正しい運動をわかりやすく紹介しています。

万人に当てはまる運動のガイドラインは存在しない

著者・田中喜代次氏は運動・食事・健康・医療の全般にわたる研究の第一人者。「アメリカスポーツ医学会優秀賞」「日本体力医学会優秀賞」など学術賞を多数受賞している。

本書のなかでまず田中氏は、「こうやるべき」だと信じられている運動の常識とされているもののなかには「間違っている情報」や「大きな勘違い」が少なくないという。

健康維持に取り組んだとしても、間違ったやり方で行えば、その結果は逆効果になる。「ウォーキングは1日10000歩以上」といったような良いといわれている運動のエビデンスも平均的なわかりやすい数値であり、すべての人にちょうどいいということではないのだ。

そのウォーキング、体を壊します

それでは、健康維持のためのどのような運動を行えばいいのか。正しい科学的知識に基づいた運動が、本書ではわかりやすく解説されている。

たとえば、ウォーキング。普段運動しない人にも始めやすく、運動の中でもケガなどのリスクは低い。軽いイメージのあるウォーキングだが、注意しなければならない点もある。

まずは歩数について、1日10000歩とよくいわれているが、厳密にはその根拠はない。

田中氏の試算では、身体条件などいろいろな配慮をすると、1日の歩数の目安は3000歩から30000歩。

そのため、田中氏は講演会などでは、「10000万歩にこだわらず、3000歩から30000歩の間で自分の好きなペースで歩きましょう」と勧めている。

こんな人は3000歩以上歩くと危険

そして、3000歩以上歩くと危険な人について、重度の不整脈や心臓に疾患がある人をあげている。

そういう人は少し動くと心臓がバクバクして苦しくなり、健康のためのウォーキングが心臓へ負担をかけることになる。

心臓がバクバクしないように3000歩未満を無理しないで歩くか、ウォーキングにこだわらず自転車を軽くこいだり、10回程度のスクワットをやったりして、体力を維持するのもいい。

また、体調だけでなくウォーキングをするのに適さない環境についても指摘。外を歩くときには、光化学スモッグや気温、花粉にも注意したい。

冬の寒い時期は路面凍結による転倒骨折、夏の暑い時期には熱中症のリスク。健康促進のために、無理にウォーキングをする必要はないのだ。

筋トレの回数に根拠なし

筋肉をつけるために100回以上も腹筋をしたり、腕立て伏せをしたりと、やればやるほどいいと思うかもしれない。

しかし、ウォーキングと同じように、筋トレも回数に根拠はないという。ちょうどいい回数は個人差が大きく、年齢や性別、体力や目的によって違ってくる。健康維持が目的であれば20回から30回で十分なのだ。

健康のため、筋力をつけたいから、気分転換など、さまざまな理由で運動を始めたいと思う人がいるだろう。

しかし、間違ったやり方で運動をすれば、身体を壊してしまう可能性は高い。本作には、これから運動を始めようと思う人は知っておきたい運動についての正しい知識がわかりやすく解説されている。

「こういうときはこうすればいい」「いまの私にはこの運動は合わないな」と、運動をするときにどうすればいいのか自分で判断ができるようになるはずだ。

 

その運動、体を壊します。 (SB新書)

その運動、体を壊します。 (SB新書)